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男性型脱毛症

AGAは男性の印象を大きく左右するため、多くの男性を悩ませています。
一方で、AGAによる薄毛を自覚しながらも、医療機関を受診している割合はわずか1.5%程度という調査結果があります。
また近年、根拠のない情報、商品、治療法が出回っており、一体どの治療を選んで良いのか悩んでいる方も多いと思います。

当院は皮膚科専門のクリニックであり、皮膚科専門医の診察のもと、適切な診断をして治療を行います。
髪の毛について気になることがございましたら何でもお気軽にご相談ください。

男性型脱毛症(AGA)は早めの治療が大切です

AGAは男性型脱毛症のことでAndro Genetic Alopeciaの略です。
AGAは、20~30代で発症する方が多数ですが、早ければ10代でも発症します。

男性型脱毛症(AGA)とは

AGAは男性型脱毛症のことでAndro Genetic Alopeciaの略です。
AGAは、20~30代で発症する方が多数ですが、早ければ10代でも発症します。
AGAは遺伝的傾向が強く、男性ホルモンに強く影響され、発症頻度は全年齢で平均30%とされています。AGAは何もしなければ確実に進行します。一度、進行してしまうと、治療で進行が抑えることはできても、髪にコシがもどったり、増えたりといった改善が難しくなりますので、早めの治療が大切です。

また、ひとことに脱毛といってもAGAのみならず、円形脱毛、甲状腺疾患、膠原病をはじめとした全身疾患が隠れている脱毛症も存在します。当院は皮膚科専門のクリニックであり、皮膚科専門医の診察のもと、適切な診断をして治療を行います。

AGAの原因
AGA

AGAではDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの濃度が高いことが分かっています。DHTは頭髪に直接働きかけて、髪が成長して抜けるまでの期間を短くする働きがあります。その結果AGAでは髪の毛が充分に太く長く成長する前に髪が抜けてしまうことから、短く細い髪になります。(髪のミニチュア化)

AGAの種類
  1. 額の生え際から後退するM字型
  2. 頭頂部から薄くなるO字型
  3. これらの混合タイプ

上記は一例です。上記以外にも様々な脱毛の進行パターンがあります。

ヒゲの永久脱毛

男性ホルモン濃度が高いと、ヒゲも濃くなるため濃いヒゲに悩まされているAGAの方も多くいらっしゃいます。ヒゲの永久脱毛とAGA治療を同時に行うことも当院では可能ですのでご相談ください。

AGA以外の脱毛症
円形脱毛症

髪の毛が円形に突然抜けてしまいます。爪にも点状のへこみが認められることがあります。はっきりとした原因は不明ですが自己免疫機能との関係が深いと言われています。

内分泌疾患・膠原病

ホルモン異常、自己免疫疾患の症状に関連して髪の毛が抜けることがあります。

トリコチロマニア

ストレスなどで自分の髪の毛を抜いてしまう精神疾患です。

機械性脱毛症

ポニーテールなど髪の毛が長く引っ張られていたり、牽引力が同じところにかかることで生じる抜け毛です。

薬剤性脱毛症

主に抗がん剤などの影響で毛根が障害され生じる脱毛症です。

98%の有効率!早い段階のAGAに特に効果的な治療法

AGAには民間療法を含め様々なものがありますが、医学的に効果が立証されているものは限られています。
当院はしっかりとした医学的エビデンスの治療法のみを取り扱っており、患者様の症状、ご要望に合わせてご提案します。

飲む育毛剤「プロペシア」

早い段階のAGAに特に効果的

AGA
※プロペシア情報サイト 万有製薬より
服用された方98%のAGAの進行が3年間認められず。

プロペシアが最も反応するのは、脱毛が始まったばかりか、あるいは脱毛が進んでいる過程のAGAです。この段階のAGAの抜け毛を予防するだけでなく、髪を太くして増やし、すでに進行が進んだ頭髪にも抜け毛予防の効果があります。AGAの98%で抜け毛予防・薄毛の症状改善が認められ、うち78%では髪の毛が増えたと報告されています。

AGAは何もしなければ確実に症状が進行します。「抜け毛が増えてきたな」と思った段階で早めにプロペシアの内服を開始することをお勧め致します。飲む育毛剤・プロペシアは病院でのみ処方できる医薬品です。副作用が非常に少なく、長期間飲んでも安全性の高い薬です。

プロペシアのメカニズム

プロペシアは男性ホルモンの働きを抑えます。AGAの発生には男性ホルモンが強く関与していることが分かっています。男性ホルモンである「テストステロン」は「5α還元酵素」の作用で「DHT」という強力な男性ホルモンに変化します。プロペシアは「5α還元酵素」の働きを阻害することで、過剰に活性化された男性ホルモンの働きを正常レベルまで下げ、抜け毛を予防します。頭髪以外の体毛には影響を及ぼしません。

飲む育毛剤
ザガーロ

プロペシアで効果が出なかった方にも

AGA
テストステロンをDHTに変換する1型、2型の5α還元酵素をもとに阻害

ザガーロはグラクソ・スミスクライン株式会社が2015年9月に厚生労働省から承認を得たAGAの新薬です。プロペシアと同系統の薬ですが、プロペシアよりも効果が30%ほど高いとされています。

ザガーロとプロペシアの違いは、プロペシアはII型のみを阻害するのに対し、ザガーロは5α-還元酵素のI型・II型の両方を阻害します。そのため、ザガーロはAGAの原因であるDHTの産生をより強力に抑制します。

プロペシアの薬代はザガーロよりも安価なためAGAの症状の軽い方や内服治療が初めての方はプロペシアから始め、様子を見ながらザガーロに変更されても良いかもしれません。

ザガーロはプロペシアで効果の出なかった方には効果的な新薬です。O字型のAGAには、プロペシアの併用が有効ですが、前頭部から薄くなるM字型にもザガーロは効果を発揮します。

飲む育毛剤の
服用方法・期間
(プロペシア・ザガーロ)
服用するは1日1回だけ。

1日1回、食事に関係なく内服して下さい。内服を忘れた日は、翌日倍量にせず、翌日から通常通り内服して下さい。

まずは、6ヶ月間続けてください。

効果が実感できるまで、3~6ヶ月以上必要と言われているため、6ヶ月間は飲み続けることをお勧めします。

服用を続けることで効果を維持できます。

飲む育毛剤は服用を止めると、徐々に抜け毛が増え、1年程度で元の状態に戻り、更に進行を続けます。これは、プロペシア、ザガーロによって正常レベルに抑えられていたDHTの濃度が、内服を止めると再び高くなり、毛根にダメージを与え始めるためです。効果を維持するためには長期服用が必要となります。

副作用

プロペシア、ザガーロは、毛髪に障害を与える男性ホルモン(DHT)だけを正常レベルに戻しますので、使用法を守っている限り、副作用は極まれで、長期間内服しても安全性の高い薬です。1%程度で性欲減退や性機能低下といった副作用が起きると報告されていますが、これらの副作用は服用をやめると改善します。

※プロペシア・ザガーロは男性の脱毛症(AGA)のための薬であり、女性には効果ありません。

併用が効果的な治療

飲む育毛剤はフロジンや育毛メソセラピー(育毛剤を直接頭皮に極細針で注射します)と併用するとさらに効果的です。

フロジン

円形脱毛症などにも使われる医師の処方が必要な医薬品です。血行を促進して、更に毛根に直接働きかけて発毛を促します。塗布した後で軽くマッサージして下さい。1日2〜3回お使いください。
【副作用・リスク】 腫れ、痒み、発疹、赤みが生じる場合があります。

育毛メソセラピー

育毛メソセラピーは育毛剤を頭皮にダイレクトに注射する方法です。(40~80箇所に注射)プロペシアの内服と同時に行うと効果的です。
【副作用・リスク】 腫れ、痒み、発疹、赤みが生じる場合があります。

注意点
(プロペシア・ザガーロ)
飲む育毛剤の類似品に注意ください!

個人輸入などで安くプロペシアを手に入れることが可能ですが、正規のものと全く同じパッケージで、外から見ても見分けがつかないニセモノも出回っています。こういった偽造品は、粗悪な成分が混在しており身体に害を及ぼす可能性が報告されています。

料金表