
ホクロ・イボ・あざ アキュパルス
耳鼻科や外科などでも使えるように開発された名機
ホクロ除去は、皮ふ科医にとっても実に奥の深い治療です。
取るだけであれば簡単かもしれませんが、いかにキレイに、傷跡が目立たないように取るかがとても大切になります。
ホクロ除去の仕上がりは、美容に携わる医師の腕が現れる領域の一つと言えます。
一概にホクロを取る方法といっても、メスで切り取る他に様々な機器を用いた治療法があります。
上田皮ふ科では、ホクロの種類、大きさに合わせて治療法を使い分けることで、
他院では実現できない美しい仕上がりを可能にしています。
たった一つのお顔とお体を、丁寧に美しく治すというポリシーの元、
最上位の機器を揃えて、やってよかったと思っていただけるような丁寧な施術を心がけています。
ホクロにはそばかす程度の小さなものから、大きく腫れあがったものまで様々なタイプがあります。
大きさはほとんどが5mm以内で、色は黒褐色や薄茶色が多くみられます。
ホクロができるのは、遺伝的要素のほか、加齢や紫外線などの影響も発生原因の一つと言われています。
メラノサイトが皮ふのごく浅い部分にあり、メラニン色素が過剰生成されることにより発生します。色や大きさによってはシミと判別がつきにくいことがあります。
【大きさ】1〜2mm程度 色:薄い茶色〜黒
皮ふの深いところにあり通常のホクロより青みが強いホクロ、またはあざのことです。通常、悪性化することはありませんが、1cm以上の大きなものは細胞増殖型と呼ばれ、悪性化する可能性があるため、大きなものがある場合は、早期に皮ふ科専門医の診断を受けてください。
【大きさ】ほとんどの場合1cm以下 色:青色〜黒
メラニン色素を持つ母斑細胞が増殖したものです。平らなものもあれば隆起したものもあります。ほとんどが良性ですが、急に大きくなったり出血したりする場合、悪性の可能性もありますので、早期に皮ふ科専門医の診断を受けてください。
【大きさ】大小さまざま 色:黒・茶色〜肌色
ホクロはメラニン色素を持つ母斑細胞が増殖して起きるため、ホクロのある場所はメラニン生成が活発になり、毛が生えやすくなります。抜くと皮ふに刺激を与えることになるため、ケアとしては、抜くよりハサミで切る方がおすすめです。しかし抜いたりハサミで切っても、また生えて伸びてくるため、ケアが煩わしい方はホクロ自体の除去をおすすめします。
【大きさ】1〜2mm程度 色:薄い茶色〜黒
通常ホクロは良性で、癌化しません。しかし、一見ホクロのようにみえる癌があります。
悪性黒色腫(メラノーマ)、基底細胞癌がそれにあたります。ごくごく小さな初期のものではホクロと見分けることが難しく、専門医でも判断に迷う場合があります。
上のようなホクロは悪性の可能性もあるため、自己判断せずに皮ふ科専門医へご相談ください。
なお先天的(生まれつき)の巨大なホクロや、毛の生えているホクロは悪性化しやすい傾向があるので、急に大きくなったり、一部が盛り上がってきたら要注意です。また、日本人の足の裏には悪性黒色腫(メラノーマ)ができやすいのですが、ホクロの大きさが5mmを超えるようなものは一度専門医に診察してもらったほうが安心です。
ホクロに限らず皮ふの「できもの」はなんでも、触ったり刺激すると大きくなったり、出血したりすることがあります。日常生活に支障があるような「できもの」は、切除の適応があると考えます。
ホクロを取る方法は、「レーザー・光治療で取る方法」と「メスで切除する方法」の大きく2通りがあります。
それぞれメリット・デメリットがあり、ご本人の希望と、どちらがよりきれいに仕上がるかなどを考え治療法を選択していきます。
上田皮ふ科ではどちらの方法でもほとんど傷跡が目立たないように行なうことができます。
治療法 | レーザー・光治療 | メスによる切除 |
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メリット | ・浅いホクロの場合特に傷跡が残りにくい | ・健康保険が適用できる |
デメリット | ・ホクロが悪性か確かめる組織検査はできない | ・ダウンタイムが長い(術後2~3ヶ月) |
適応 | 平坦なホクロ | もり上がって色の濃いホクロなど |
治療の流れ | 麻酔テープ貼付後、レーザー照射 | 局所麻酔後、メスで切除し縫合 |
術後 | 術後1~2週間軟膏塗布とテーピングが必要 | 術後2~3ヶ月間テーピングが必要 |