
赤み・リップケア VビームⅡ
ニキビ跡の赤みなど、あらゆるタイプの"赤み"に効果が期待
酒さ(しゅさ)、赤ら顔、毛細血管拡張、血管腫、ニキビ跡の赤みなど、あらゆるタイプの"赤み"に効果が期待できる、医療用のレーザー治療装置VビームII。
当院のように医師のいる医療機関でのみ施術可能です。
赤ら顔 / 酒さ (毛細血管拡張症) / 単純性血管腫 (ポートワイン血管腫) / 苺状血管腫
※初診料、再診療が別途かかります。
肌の状態に応じてパルス幅を細かく変更できるため、従来のダイ(色素)レーザーに比べ、治療後のダウンタイムが短い傾向があります。
※赤あざ治療の場合は強力な照射が必要なため、ダウンタイムが比較的長くなります。
治療効果を上げるにはレーザーのパワーが大切ですが、強力なパワーは周囲の皮ふにダメージも与えてしまいます。当院で使用するVビームⅡには、DCDという皮ふ冷却システムが搭載されており、これにより皮膚を保護しつつ強力なパワーでの照射が可能となっています。
フォトフェイシャルなどのIPL(光治療)も一般的には赤ら顔にも効果があると言われていますが、ブロードバンド治療であるIPLの効果は限定的です。一方レーザーであるVビームIIは、単一波長でターゲットが絞られている分、強力に照射可能で治療効果はより大きいと言えます。
赤みに対してだけでなく、血管周囲組織への適度な熱刺激が加わることで、コラーゲンの増生が期待できます。またVビームIIの波長はメラニンにもある程度反応するため美白効果もあります。肌のハリやふっくら感が出て、くすみが改善し、若返り効果も期待できます。
上田皮ふ科で使用する「VビームⅡ」は、米国キャンデラ社が製造するロングパルスダイレーザー。血管性の皮膚病変(赤ら顔、毛細血管拡張症、血管腫等)を安全に治療するための優れた医療用レーザーです。周囲組織を傷つけることなく、毛細血管を破壊あるいは熱凝固させるため、赤ら顔や赤あざなどの皮膚血管性病変の治療に大変有効です。
また、皮膚の毛細血管周囲に熱が加えられることで真皮コラーゲンの産生を促すため、目尻のしわなどの小じわ改善にも有効です。メラニンにもある程度反応するため、繰り返し行うとシミ・くすみの改善にも効果があります。
VビームIIは、数ある色素レーザーの中で2016年に世界販売台数1位となり、また歴史的に最長の実績をもつダイレーザーの一つとして改良を重ねられ続け今日に至ります。まさに、赤み治療レーザーの代名詞とも言える有名機種として、進化をし続けている機器です。
VビームIIレーザーを当てると、赤みの原因となる毛細血管が凝集した病変部では、ヘモグロビンがレーザーの光エネルギーを吸収・熱変換することで、血管内壁が熱破壊され血管を閉塞させます。これにより、血が透けて見えることでアザのようになっていた赤アザ症状は目立たなくなります。
VビームIIの595nmの波長は皮膚深達性に優れており、表層はもとより深層の血管にも有効です。ダイナミッククーリングデバイス(DCD)がレーザー照射に同期して、レーザー照射直前に寒剤(-26℃)を吹きつけることで皮膚を保護します。この冷却システムのおかげで、痛みも輪ゴムでパチンと弾かれる程度で、傷あとも残りません。
また、レーザー光の発振により出た熱によって、肌の弾力の元となるコラーゲン・エラスチンを生成している線維芽細胞を強力に刺激され、肌にツヤ・ハリが出る効果も得られます。コンパクトな照射ヘッドのため、デリケートな目元の小ジワにも効果が期待できます。
洗顔でメイクを落としていただきます。
ベッド上に横になり、レーザーを照射します。痛みは個人差がありますが、通常輪ゴムではじく程度です。
必要に応じて麻酔クリームを使用します。
必要に応じて皮膚面を冷タオルで5分間ほど冷却して終わります。
洗顔・入浴・メイク : いずれも当日可能です。 所要時間 : 約15分