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水いぼで悩んでいる親御さんへ
痛みのない治療があることをご存じですか?
水いぼとは、正式名称を伝染性軟属腫といいます。
皮膚に伝染性軟属腫ウイルスが感染すると、つるっとした水っぽいいぼができます。
いぼの中身は液体ではなく、白っぽい塊です。
掻くと、水いぼの中のウイルスが指先につき、そこから感染が周囲に広がる危険性があります。
皮膚のバリア機能が未熟な7歳以下の子どもによくみられる皮膚の感染症の一種です。
水いぼの原因
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直接的・間接的接触による感染
水いぼは、直接的・間接的接触によって感染します。
例えば症状の出ている部位を掻いたり触ったりした指先で、
他の部位を触ると感染が広がります。
間接的に洋服やタオルなどものを介して感染する可能性もあります。
症状に合わせて着実に治療
水いぼは自然治癒することが多く、基本的には放置して良いものです。
ただ自然に消えるまでは6ヶ月〜3年位かかるとする報告もあり、比較的長い時間がかかります。
また、基礎疾患がある場合や、感染が広がっていく場合には、治療ををおすすめします。
- こんな時は
治療をおすすめ -
- アトピー性皮膚炎がある。
- 便座を共有する部分(お尻・太もも裏など)に水いぼがある。
- 水いぼ周囲に痒みを伴う湿疹があり、掻き壊している。
- 水いぼが炎症をおこして腫れている・触ると痛がる。
- 水いぼを気にして何度も掻き壊す。
当院では、痛みを伴わない「3A MB-Fクリーム」という外用薬治療を行っています。ピンセットでつまみとったり、液体窒素で凍らせて取る治療もありますが、痛みを伴いますし、皮ふを傷つけることで「とびひ」などのリスクもあります。
ウィルスには14〜50日程度の潜伏期間があるため、一度治療を行っても再発することがあります。いずれの治療法でも、数回にわたって行う必要があることを理解しておくことが大切です。
大村市にある上田皮ふ科では、症状の程度や学校保育園の事情、その子の性格などを考慮して、治療法を選んでいきます。絶対にとらないといけないという訳ではないので、治療を行うかどうかも含めて、気軽にご相談ください。
- プールに入る時の
注意事項 -
プールの水ではうつりませんが、次の場合は入るのをお控えください。
- 水いぼを掻き壊して浸出液や血液が出ているとき
- 掻き壊したところがとびひになっているとき
※掻き壊していても浸出液や出血が止まっている場合、Tシャツやラッシュガードを着用することで、その範囲を覆えれば入れます。
よくある質問
- Q.日常の注意点は、ありますか。
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接触感染するため、日常的に手洗いをすることです。また、洋服やタオルの共有も避けてください。
※水いぼはプール以外の日でも肌と肌が接触することでうつる可能性があるため、掻き壊しているときはガーゼ等で
覆って登園してください。(服に隠れている部分は不要です) - Q.治療はいつから可能ですか?
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プールなどの肌の触れ合う場ではタオルや水着、ビート板や浮き輪の共用を控えるなどの配慮が必要です。
この疾患のために、学校を休む必要はありません。(日本臨床皮膚科医会、日本小児皮膚科学会、日本皮膚科学会、日本小児感染症学会の4学会統一の見解)
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