2025年9月22日(月)Atopic Dermatitis Seminar(WEB開催)
2025年9月22日(月)
テーマ:アトピー性皮膚炎
「診診連携におけるリンヴォックの使いどころ」
座長として登壇
主催:アッヴィ合同会社
Atopic Dermatitis Seminar【WEB開催】
AbbVie Seminar in West Japan「Atopic Dermatitis Seminar」開催報告
9月22日(月)19:00–20:00、アトピー性皮膚炎をテーマにしたWEBセミナーが開催されました。
本セミナーでは、上田皮ふ科 院長・上田厚登が Session 1『診診連携におけるリンヴォックの使いどころ』の座長を務め、最新知見の共有に貢献しました。
Session 1 では、いのうえ皮ふ科 井上知宏先生より「診診連携におけるリンヴォック(Upadacitinib)の使いどころ」。
Session 2 では、長崎大学 准教授竹中基先生より「かゆみと皮疹の最適コントロール~JAK製剤の使い方~」についてご講演いただきました。
当日のハイライト(簡単に)
診診連携:重症度や既往に応じて、地域クリニックと基幹病院が適切に役割分担することで、導入からモニタリングまでをスムーズに。
JAK製剤の位置づけ:強いかゆみや夜間障害、広範な皮疹などQOL低下が大きい症例では、早期からのJAK製剤活用が有効な選択肢。
安全性とモニタリング:開始前のベースライン検査、導入後の定期チェック(感染徴候・血液検査等)をチームで標準化。
バイオ製剤との使い分け:合併症・既往、患者さんのライフスタイルや投与形態の希望(内服/注射)、到達したいスピードを総合的に判断。
患者さん教育:外用・スキンケアの継続、再燃時のサイン共有など、**“治療卒業”**を見据えた自己管理の支援が鍵。
ひと言コメント
最新のエビデンスと実臨床の工夫を共有でき、**「最適なタイミングで最適な治療を届ける」**ためのヒントがさらに明確になりました。講師の先生方、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
当院では、今後も最新の知見を外来に迅速に反映し、患者さん一人ひとりに合った治療選択をご提案してまいります。
